小高勝の場合
「やっほーコダマくん、そんでもってトリックオアトリート!」
「は?」
「だーかーらっ、トリックオアトリートって言ったの!コダマくんはお菓子と悪戯どっちがいいかな!」
「…お菓子なんてあるわけないだろ」
「うん、知ってるー」
「?」
「だから今日は悪戯しに来たんだぞ☆さぁ、お菓子を持ってないコダマくんは大人しくクマ耳でも付けて、コグマくんにでもなろうかねぇえ…!(じりじり)」
「っおまえ、確信犯かぁ!!」
某動画が可愛くてつい。
矢村家(主に大一)の場合
「ダイチくーん!」
「?なんだ…ッぶは!?」
「うぎゃあ!ちょっとお茶吹き出さないでよ!汚いなもー!」
「あ、いやちょ、そ、その格好は…!?」
「ん?これ?どーよ、可愛いかにゃ?黒猫だぜーわはは!(猫耳しっぽ装着)」
「……ッ…」
「あは、ダイチくん顔真っ赤ーえろーい!」
「ッ、イヤラシイのはの格好だろう!そこに居直れ!双葉も見るんじゃありません!」
「……お父さん?」
「誰がお父さんだ!って三太!頷くんじゃない!」
「(……うーん、やっぱりダイチくんお父さんみたいだよねー…)」
むしろ頷かない方がおかしい。
加古功と本田千鶴の場合
「はろー、ハッピーハロウィンだよカコくん!」
「ちょっと、カコくんのところに行くなんて聞いてないよ…!」
「だって言ってないもん」
「……?ちょっと来てくれる?」
「来いって言われて誰が行くもんか!」
「…なぁ二人は何しに来「ふぎゃああ!?チズ痛い痛いむしろ遺体ッ!ナイフ刺さる!刺さってる!血ィ滲んでるからぁあ!」」
「……あの「?これはなんの嫌がらせなの?私、先生が来てくれるって聞いてたから来たのに…酷いよ」」
「…いやだか「むしろ今酷いのはチズ……ひぃい!ウソウソごめん!謝るから許してぇえ!痛いぃ!」」
「…………、」
超不憫。
和久隆の場合
「よっす!ハッピーハロウィンだよワクくん!」
「お、なんか可愛いな。それ猫耳ってやつだろ?良く出来てんなー(ふに)」
「(ひゃ、くすぐったい…っ)…あはは、ありがと。制作者に伝えとくよー」
「おう。……あれ?そういや何ではそんな格好してんの?」
「うえ!?さっき言ったじゃん、ハロウィンだからだよ!」
「ほー、なるほど。じゃあアレ言わなきゃなんねーんだよな?」
「アレって?」
「言っとくけど先手必勝だぜ──、トリックオアトリート!」
「!!(しまった、自分が言うのしか想定してなかったからなんも持ってない…!)」
「ん?もしかして持ってねえの?」
「…っく………う、お恥ずかしながら…」
「ふーん、じゃあこれでいいや」
「!!」
何をされたかはご想像にお任せします。
半井摩子の場合
「ねえ、こんな感じでどうかな」
「おぉ!すげー!超凝ってるー!ふおぉ…肉球まで…!ふにふにだぁ…!」
「ふふ、ありがと。…で、もちろん着てくれるんだよね?」
「え?」
「あれ?私てっきりが着てくれるものだと思ってサイズまで合わせといたのに」
「えぇえ!まさかまさか!こんな露出度高いの着れないよー!」
「……ひどい、せっかく徹夜して作ったのに…」
「ナカマ…」
「私、……てくれない……ちゃう…から…」
「…?ごめん、よく聞こえんかった。もう一回言ってくれる?」
「…私、が着てくれないなら無理矢理にでも着せちゃうから…」
「!?ナカ…ひゃあ!?くすぐったい…や、ぁ…ちょ、ナカマぁ…!やめ…!」
「もう、止めてって言われて止めるわけないじゃない」
「ひ、ひぃいいいい!!」
衣装の製作者はこの子でした。
コエムシの場合
「よう」
「ぎゃあ!来た!なんか変なの来た!」
「あぁ?てめ、失礼なこと抜かすじゃねーか。いい度胸だ、丁度いいトリックオア「トリックオアトリート!」…ってめ、!」
「ふっふ、ワクくん曰く先手必勝らしいからね、先に言わせてもらったよ!さぁコエムシ、明らかにお菓子なんて持ってないその状態でどう対抗するのかなっ!」
「……」
「えへへ、悪戯かな?悪戯なのかなぁあ!?うふふ、何しようかなぁー!」
「…オレ様を舐めんじゃねーぞ」
「へ?」
「物体転送なんてお茶の子さいさいなんだよバーカ、(どさどさどさっ!)(お菓子大量に降ってくる)」
「ふぎゃあ!!痛い!角が!箱の角がことごとくぶつかっ…痛ッ!」
「さぁ、次はてめーの番だぞ──≪トリックオアトリート≫」
「!!!(そんなのだから持ってな…)」
「さーて、何して遊んでやろうか…!」
ハッピーハロウィン!